ストリートチルドレンとは?

 ストリートチルドレンとは、起床時間、就労時間のほとんどを路上で過ごす若い少年、少女のことをいいます。彼らはストリートで生活を送っており、大人から十分な世話を得られず、保護や監督も行き届いていません。マニラのストリートチルドレンの過半数を715歳の子どもたちが占めており、他の地域から移り住んできた子どももいます。

 

 調査の末、このような子どもたちは家庭崩壊や貧困、ドラッグなどの悪環境を強いられ、逃げてきた子達であることがわかりました。多くの少女たちは家族からの性的暴行に苦しんでおり、児童就労を強いられている子どもたちは後を立ちません。雇い主から性的ハラスメントやレイプの被害を受ける子どもたちも多くいるのです。都心での正当な仕事を約束され地方から出てきたものの、売春宿であったというケースもありました。

フィリピンのストリートチルドレン

フィリピン政府の推測によると、メトロマニラのストリートチルドレンの数は20万人以上にまでのぼり、性的搾取はそのうちの20%に及ぶと言われています。また、ユニセフはフィリピン全土では150万人を超えると推定しています。

 

 エルミタやマレートなどの有名な都市部や、観光業が発達した地域に住むストリートチルドレン達は、ほんの一握りにすぎません。路上で生きるためにはモノを売り、清掃、物乞い、靴磨きなどでお金を稼ぐ他ないのです。挙げ句の果てに、誘拐犯、スリ、売春婦にならざるを得ない子をいます。

 

 栄養不足、睡眠不足、公害、麻薬中毒、不十分な保護、そして性的搾取により、子ども達は身体的、心理的、社会的な発達の遅れや不自由に苦しんでいます。また、道徳や精神的価値の欠如も見逃せません。

 

 子ども達の多くは痩せ細り、呼吸困難や性病などの病気にかかってしまう子もいます。体に残った薬物は、精神状態や行動に障害をもたらしていると言われています。子ども達が薬物に手を出してしまう理由の多くは、小児性愛者との性行や、食べる物がない時、そして周囲からの圧力なのです。

 

 NGOカンルンガン・サ・エルマは、このような多くの問題が目立つエルミタやマレートでの活動に力を入れています。

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