ストリートチルドレンと呼ばれる子どもたちは1日のほとんどの時間を 路上で過ごし、貧困であるがゆえ働いていることが多いとされています。  

家族がいるケースといないケースの2つに分類され、家族がいるケースでも、家族全員が路上で生活している場合と日中のみ路上で働いて、夕方になると家族 もとに帰る場合に分かれます。

家族がいないケースの子どもは、何らかの理由 (多くは育児放棄)から家族の元を飛び出し、同じような境遇の子どもたちと一緒に行動している場合がほとんどです。 

路上での生活では、飢餓や病気だけでなく、ドラックや人身売買など多くの危険にさらされています。また、多くの子どもたちは貧しさから教育を受けることが出来ず、幼少期から青年期を働いて過ごした子どもは、大人になった時に安定した職に就くことが 出来ないため、その子が親になった際、また子どもを働かさざるを得ない状況となります。

私たちはこれを”負のスパイラル”と呼んでおり、このような境遇の子どもたちが一向に減らない要因となっています。