カンルンガン・サ・エルマにはマニラ市とその近郊都市に7つの活動拠点があります。

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①マラテ・レジデンシャル・ケア・トレーニングセンター

マニラ市エミルタマラテ地区にあるこの施設には、カンルンガンのメインオフィスがおかれています。このセンターには、ストリートで保護されてから間もない子どもたちが15名程度暮らしています。彼らは施設で規則正しい生活に慣れ、非公式ではありますが教育を受けています。

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②マラテ・オープン・デイケアセンター

このセンターは、デイケアセンターであるため、滞在型の施設とは異なり、  月曜日から土曜日までの日中のみ活動しています。そして、施設を訪ねて   くる周辺のストリートに住む子どもたちに食事やシャワーを提供している他、施設のスタッフによる教育も行っています。

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③トゥナサン・コミュニティーセンター

このセンターもマラテ・オープン・デイケアセンター同様、月曜日から土曜日 日中のみ活動しており、センター周辺の貧困コミュニティーに住む子どもたちに対して食事や教育を提供しています。また、センターのスタッフによる貧困コミュニティーでの炊き出しや支援物資の配布も定期的に行っています。

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④ラグナ・レジデンシャル・ケア・トレーニングセンター

ラグナ州サンペドロにあるラグナセンターには、12歳以下の男の子と女の子約35名が共同生活を送りながら公立の学校に通っています。子どもたは、 カンルンガンにやってきて、ある一定期間マラテセンターで生活した後に、 このラグナセンターに滞在することになります。

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⑤カンルンガン ボーイズホーム

カビテ州にあるカンルンガンボーイズホームには、ラグナホームで生活していた13歳以上の男の子が約15名暮らしています。彼らも共同生活を送りながら公立の学校に通っています。食事や洗濯もすべて当番制になっており、子どもたちが交代で行っています。

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⑥カンルンガン ファーム

カンルンガンは、カビテ州で約2㌶の農地を運営しています。ファームでは、 野菜やフルーツの他に、黒コショウやコーヒー豆も栽培しており、これを販売することで貴重なペソ(自国通貨)での収入となっています。また、このファームでは、カンルンガンを卒業した青年をスタッフとして雇用しています。

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⑦カンルンガン コーヒーショップ

マニラ市エミルタマラテ地区にあるカンルンガンのコーヒーショップは、ファームで収穫したコーヒー豆を使用したコーヒーショップで、カンルンガンを卒業した子どもたちの職業訓練を目的として開店しました。現在は、3名のカンルンガン卒業生がスタッフとしてこのコーヒーショップで働いています。